【2023シーズン 第2節 VSアルビレックス新潟】遠いゴールネット
第1節ではコンサドーレ札幌を相手に内容では圧倒。
足りないのはゴールだけであり、「今シーズンも期待できるシーズンになるに違いない…!」とVixenは考えていた。
だが、今シーズンは思ったより苦しいシーズンになるかもしれない。
まあJリーグは予想が全くつかず序盤から安心して見れることはほぼないのだが
【両チームのフォーメーション】
出典:スポーツナビ
選手交代
後半0分
中野→ソティリウ
松本(泰)→森島
柏→東
後半32分
野津田→松本(大)
後半46分
荒木→越道
1.圧倒された前半~新潟の素晴らしい攻撃とプレス回避~
正直なところ昨年の新潟のサッカーはあまり見ておらず、「アルベル監督のFC東京移籍、その後どうなったのかな?」「本間至恩の海外移籍」など一面的な情報しか知りませんでした。ですが、対戦してみて去年の川崎フロンターレに匹敵するぐらいには強く、苦しい試合だと感じました。サンフレッチェが鍛え上げてきたハイプレスは綺麗なワンタッチパスワークで躱され、両サイドを揺さぶられて失点。中でも目を引いたのが新潟の13番、伊藤選手。この選手はとにかくターンが上手く、前を向かせたらドリブルや正確なパスなど数多くのチャンスを演出していました。実況の江本さんが「何でもできる」と評していましたがまさにその通り、敵ながら脱帽です。今後も彼に注目していきたいですね!
2.勝ちに拘ったスキッベ監督~ロングボールを多用した後半~
前半は圧倒されましたが修正力は流石のスキッベさん、後半頭から大胆に3枚替え(動くのが早いスキッベさんのこういうところ好き)。戦術的にも明らかにロングボールの放り込みが増えた印象。ドリブラーの柏からクロッサーの東、ターゲットマンとしてのソティリウ、攻撃のアクセントを付けれる森島と意図がサポーターにも伝わってくる交代でしたね。結果この交代はハマっていたと思います。ゴールに迫る回数は明らかに増えましたし、東、森島の二人は明らかに攻撃をいい方向に持っていってくれました。塩谷の得点も放り込みのこぼれ球から、狙い通りだったのではないでしょうか。しかし遠いゴールネット。30本以上のシュートを放ちながらも1点しか奪えず撃沈…。
3.遠いゴールネットを揺らすために~マリノス戦に向けて~
札幌戦、新潟戦と悔しい結果となっており、迎える王者・マリノス戦は正直不安でいっぱいです。昨年はうまく勝ち切っていますが、現状チーム状態の明暗ははっきりしています。安定した強さ、試合巧者ぶりを発揮しているマリノスを相手に、今のサンフレッチェに求められることは何でしょうか?
まず期待したいのは、満田の復調でしょう。
昨年は彼のブレイクもあり、下馬評を覆して躍進のシーズンとなりました。今季からレジェンドである佐藤寿人の背番号「11」を受け継いだ彼ですが、ここ2試合は影を潜めている印象です。次節は森島ともに慣れた2シャドーでスタートできるハズ。彼の活躍に期待です!
もちろん、新たなブレイク候補にも期待がかかります。
今節では今年にユースから昇格した越道がデビュー。時間帯、試合展開的にも彼の良さを見ることは難しかったですが、シーズンの早い段階でデビューしたのは好材料。「憧れの選手は柏好文」と語る彼のドリブル能力が発揮される瞬間が待ち遠しいですね。
また、開幕からベンチ外ですが棚田にも期待しています。プレシーズンマッチにてかなりいい動きをしていたので、開幕戦から試合連続のベンチ外には正直驚いています。彼がゴールが決めれば、チーム全体も必ず上向く。
昨シーズン湘南戦勝利後にチームが上向いたように、どんな形であれ勝ち点3を取ることこそが重要です。
なんとしても勝ち点3を…!
マリノスはとんでもなく手強いですが、俺たちのサンフレッチェならきっと。
来週は現地観戦予定ですので、現地の様子なんかもお伝えできればと思います!
それでは、ありがとうございました!